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本Lesson「2」「自宅完結型セルフネイル」

 

 

自宅完結型

セルフネイル

 

~50歳から楽しむ

セルフネイル~

 

Lesson2

 

 

 

 

 

安全に、爪をなるべく傷めないように、取れにくいジェルネイルを目指しつつ

 

つやつやのセルフネイルをこれから手に入れていただけるように、

 

Lessonをお送りしていければと思います。

 

 

 

安全に行うために知ってほしいこと

 

 

 

環境

 

 

照明

 

ネイルは精密な作業なので明るいところでしましょう!

 

◎手元のスタンドライトを使いましょう。

 

 

【換気】

 

ドアや窓をあけ、空気の流動を利用し空気を入れ換える。

 

🌙エタノール消毒液やリムーバー等は、揮発性溶剤を含むため、定期的に換気を行いましょう!

  

 常温(34℃)でも揮発します。

空気より重い)

 

下にたまる

足元にたまる

 

※乳幼児・犬・猫ちゃんは注意が必要ですね。

 

 

◎作業中は、エタノールやリムーバーが揮発しないように、

その都度こまめに、ふたを閉めましょう。

 

◎使用したコットンからの揮発もしますのでごみの捨て方も気を付けましょう!

 

対処法)ごみ袋の口を縛ってから捨てます。

 

 

 

【暖房器具】

 

 

冬場の置くタイプの暖房器具

石油ストーブ、ガスストーブ、石油ファンヒーター等)

 

使用中の室内で、

 

エタノール、リムーバーの使用は、

 

引火しないように、使用場所と空気の流れに注意が必要です。

 

 

 

管理

 

 

【使用するジェルやジェルオフ用の溶剤や材料の保管】

 

🌙保管時注意点🌙

 

①火気厳禁

ライター・料理・タバコ

 

②保存時密封

蓋をぎゅっと閉める。

((揮発しないように。劣化も防ぎます。))

 

③直射日光を避けて涼しい場所に保管する

揮発します。

材料も持つ。

(冷蔵庫の中もOK)

 

④高温多湿を避ける

カビ

 

⑤落下防止転倒防止

 

落下による破損

地震

 

※乳幼児の手の届くところに置かない。

※食品と一緒に置かない。

 

 

🌙揮発性の成分の成分を含む主なもの🌙

 

《アルコール類》

消毒用エタノール

 

《アセトン類》

ポリッシュリムーバー

ジェルリムーバー

アクリルリムーバー

 

《酢酸エチル・酢酸ブチル・メタクリ酸エチル》

ノンアセトンポリッシュリムーバー

ポリッシュ(マニキュア)

プレプライマー

アクリルリキッド等

 

 

【ジェル溶剤の衛生的な取り扱い】

 

🌙ジャータイプの容器の口や蓋、ブラシタイプのネックの部分は、常に清潔な状態を保ちましょう。

 

使い終わったら、消毒用エタノールを含ませたキッチンペーパーやワイプなどで拭き取りましょう。

 

(繊維の残るコットンは使わないでください)

 

🌙ジャータイプの容器の中などに、ファイルダスト(削りくず)が入らないように、ネイルを塗っている間も注意が必要です。

 

使用が終わったら、蓋を閉める習慣をつけましょう。

 

🌙未硬化ジェルの拭き取り等は、清潔なワイプやコットンを使用します。

 

🌙ジェルブラシは、使い終わったらジェルを拭き取り、清潔に保ちましょう。

 

🌙ブラシタイプのジェルのハケは、衛生的に保つように注意しましょう。

 

🌙ジャータイプのジェルを撹拌(かくはん)したり、

ジェルをブレンドする際に使用するスパチュラは清潔に使用します。

 

🌙ジェルネイル製品は、ブランドごとにメーカーごとに特性があります。

 

それを知って、それぞれの商品に合った工程やブラシワーク、効果時間などを知ってから使用してください。

 

 

 

【ジェルネイルの安全な使い方】

 

🌙ジェルを塗布する前の下準備、ケアを、しっかり行って、リフトなどを回避しましょう。

 

 

🌙キューティクルやサイドウォールなどにジェルが付着しないようにし、付着した場合は、

硬化する前にウッドスティックで除去してください。

 

付着したままにしておくと、リフトやアレルギーの原因になりやすいので注意しましょう。

 

 

🌙サンディングや、オフの時に、ネイルプレートを削り過ぎないようにしましょう。

 

使用するファイルやバッファーのグリット(目のあらさ)が爪や使用目的に合っているか確認しましょう。

 

サンディングの際は、皮膚を傷つけないように注意しましょう。

 

 

🌙ジェルは厚く塗ると硬化に影響を与え、リフトや縮み等の原因になるため、適正な厚みで塗布し硬化しましょう。

 

 

🌙ジェルを混ぜるときは、同じブランドのジェルを使用してください。

 

硬化時間や特性が違うため未硬化になったり、発熱したりトラブルを起こすことがあります。

 

 

 

アレルギーに関するお話

 

 

🌙アレルギー乾燥薬品

 

🌙ポリッシュリムーバー・ジェルリムーバー乾燥

(アセトンを含むため)

 

 

【ジェル】

 

ネイル化粧品・ネイル材料には化学物質が含まれています。

ここでおススメするジェルネイル・関連商品は、

基本的に化粧品表示のあるものをご案内、使用していきたいと考えています。

 

 

《化粧品》

配合されている成分の名称

をすべて外箱や容器に表記しなければならない

全成分表示になっています。

 

※量の多いものから記載されています。

 

※雑貨は全部の成分記載なし。

※ネイリストは化粧品しか使ってはいけない。

 

 

【ジェルの扱うときに気を付けること】

 

皮膚に付けない

 

◎塗るとき、

 

◎爪の裏は塗らない

 

◎未硬化ジェルを拭き取るとき、

 

◎オフの時のジェルの削りくず

 

◎使用するジェル種類に適した専用LEDライトを用い、

 

◎適切な照射・照射時間を守ることが大切です。

 

※固まっていないジェルがアレルギーになる。

親指はライトが当たりにくいので注意が必要)

 

 

付いたら取り除く

 

◎ウッドスティックで取り除く。

(指でぬぐわない)

◎ジェルのベタつきは、消毒用エタノールで拭いて手を洗い保湿する。

 

◎容器のベタベタは手に付くので、消毒用エタノールで拭いてから保管します。

 

◎液体のときや未硬化ジェルがアレルギーになりやすい。

 

★最後のトップジェルは、未硬化ジェルの残らないノンワイプジェル(Lessonでご紹介します)がおススメです。

 

★最後に手を洗い付いたジェルや削りくず等を洗い流す。

 

※使用方法は今後のLessonでご説明していきます。

 

 

「爪化粧品」とボトルに記載があるものを選ぶ

 

 

 

緑膿菌感染症(グリーンネイル

 

 

◎緑膿菌の感染(細菌によるもの

 

爪が緑色に変化する。

 

緑膿菌は、水回り、土の中、人間の腸の中にも常在している細菌です。

緑膿菌の出す代謝物が“緑色”なので「カビ(真菌)」勘違いされやすいのですが、緑膿菌は細菌です。

爪甲(爪)に緑膿菌が増殖しても、全身の感染症を引き起こすことはありませんし、

爪から爪へとうつることもありませんが、爪の衛生と健康のために早く改善しましょう。

病原性が低いため、健康を維持していれば感染することはほとんどありませんが、

グリーンネイルに関しては、悪因子が重なれば、健康な方でも緑膿菌感染症を引き起こす場合があります。

 

グリーンネイルがおこりやすい梅雨の時期、高温多湿の時期は浮きなどには早めの対処をおススメします。

 

 

🌙もしなってしまったらオフして、乾燥させ(24時間~)何もせず、

 

早めの受診をお願いします。

 

 

 

消毒

 

 

《洗浄》

 

ネイルをする前に手を洗う。

 

※消毒をする前に行う、最も基本的な衛生措置です。

 

 

《消毒》

 

 

※病原微生物を殺すかまたは除去すること。

※皮膚や粘膜に接する器具や環境、手指・皮膚に対して行われる衛生措置です。

 

 

 

手指

 

ジェルを塗る前には、消毒用エタノールで爪の上を消毒する。

 

器具

 

器具も使った後は、清潔に保つように消毒用エタノールや洗浄によって、

清潔にしてから保管しましょう。

 

 

 

 

LED

 

 

《ジェルネイル光と重合反応》

 

ジェルは光を照射することで、重合反応を起こす成分が含まれており、

その重合反応を起こした結果がジェルネイルが硬化します。

 

 

ジェルネイル

 

流動性のある粘液状の合成樹脂(ジェル)を、爪の塗布し、ライトを使って紫外線(UV)

や可視光線(VIS)を照射します。

 

 

太陽光線は赤外線、可視光線、紫外線の3つに分けられる。

 

・赤外線→地上に熱を送る働き

 

・可視光線VIS→光を送る働き

 

・紫外線→最も波長が短く、エネルギーの高い光線

 

UVA

 

地上に到達する紫外線の90%を占めている。

3種類の中で最も影響の少ないものです。

長時間浴び続けると日焼けやシミなどの原因になる場場合もあります。

ジェルネイル(UVライト)で使用されるのはUVAです。

 

UVB

一部は地表へ到達する。皮膚や目に有害な紫外線です。

皮膚に炎症を起こしたり、浴びすぎると皮膚がんや白内障の原因になる場合があります。

 

UVC

オゾン層を通過できないので、ほとんど地表に到達することはありません。

紫外線の中で最も影響が強いのですが、その反面、殺菌や消毒などに使われています。

(紫外線消毒器)サロンなど消毒のために使われています。

 

 

《UVライト》

 

🌙紫外線(UV)を照射するのがUVライトです。

 

・ライトの寿命が短く交換が必要です。

・不可視光線。

・UVライトは紫外線を放出するため、日焼けを心配される場合のありますが、

ジェルネイルを硬化するために使用されるUVライトの紫外線量は、

安心して屋外で過ごせる程の微弱なものです。

 

 

《LEDライト》

 

🌙可視光線(VIS)を照射するものが多いのがLEDライトです。

 

発光ダイオードと言われるものです。

可視光線は目で確認できる波長で、いわゆる光のことを示しています。

人体に無害と言われています。

 

①UVライトに比べ紫外線をほとんど出さないため、より安全で人体に優しい。

 

②UVライトと比較するとCO2の排出が抑えられており、水銀も使用されていない。

 

長寿命でこまめな交換がいらず、また発熱・消費電力も少ないことから、

省エネルギーで環境に優しい。

 

④UVよりも少ないワット数で硬化する。

 

⑤可視光による反応率が良いため硬化時間が早い。

 

⑥紫外線をほとんど出さないため、虫が寄ってこない。

(ネイルパフェジェル ベーシックコーステキスト参照)

 

※ライトの寿命が長いですし、ライトに入れる時間もUVライトより短いです。

現在はLEDライトをおススメしています。

 

 

硬化用ライト】

 

🌙ジェルの種類によって提示されている硬化時間を守ってください。

 

ワット数(W)は、電力を表す単位で、消費電力を表しているため、

光の強さを表しているものではありません。

 

ジェルに合ったライトを使用してください。

(ジェルメーカー推奨品がベスト)

 

最近は、LEDライトが主流ですが、まだUVライトも販売しています。

ジェルによって、対応できるライトが違います。

硬化時間もジェルによって変わりますので、確認が必要です。

 

※硬化の際は、指をまっすぐ水平に入れましょう。

光が爪全体に当たるようにしましょう。

親指は特に、気を付けましょう!

 

🌙ライトの汚れは、消毒用エタノールを含ませたコットンなどで、

拭いてください。

 

 

今回のLessonでは、

 

安全にジェルネイルを楽しんでいただくために、

知っていただきたいこと、

 

「環境」「ジェル類の管理」「消毒」等、

ネイリストも学ぶ衛生管理の観点から、

 

お話させていただきました。

 

 

知っていただくことで、回避できることばかりです。

 

セルフネイルの方こそ、知っていただきたいと思っています。

 

それではお疲れさまでした。

 

 

赤尾 知子

 

(NPO法人日本ネイリスト協会・ネイルサロン衛生管理マニュアル参考)